顔が見えると、もっとおいしい

提供された瞬間、
圧倒される見た目に
食べる瞬間も食べた直後も緊張をしいられる。
でも、食べていくと友好的な平和な気持ちが溢れる。
美味しい。
緊張と緩和ではなく、緊張と平和なカレーだ。

いつものようにわけわからないのですが
今回は酒粕と塩辛が最高潮に美味かった。
口に入れた瞬間に心奪われる。
こんな美味いカレーを作るなんて。
店主さんがかっこよく見えた。

浄瑠璃や歌舞伎が現代でも
娯楽として残っている理由の一つに
古きを温め新しきを知る精神だと思います。
コチラのカレーがまさにそう。
訳わからないをベースに
なぜか新しい感じも受ける。
美味かった。

旨いわ。ここのカレーは。
安定した旨さなんだけど
はみ出た旨さという不思議な感覚。
今回は綺麗に分けられて盛り付けされてました。
でも、なんか訳わからない旨さがあるのも不思議だ。

いつもはココのわけわらんさを楽しむも
今回はメニューの内容を見ながら食べる。
やっぱり旨い。
でもメニュー見ながら食べても
わけはわからない旨さは変わらなかった。

旨い。
もうみんな知っている。
しかもわけわらない。
だから、私もわけわからない。
だから、今回のカレーは
『美少年が時折魅せる裏の顔カレー』
と私的に名づけました。

私、ココに幾度となく行っています。
いつも思うのが
手仕事感が半端なく、
とても丁寧にカレーを作られていると思う。
旨いのはもちろんですが
なんか一つ一つに旨さが詰まっています。

ヤギ肉のカレーが旨い！
食べた時はそんなに癖が！？
と思うが、夕方まで湧き上がるヤギ感。
幸せに包まれるわ。